ニキビの原因、ご存知ですか?
正しい知識を身につけましょう。

デリケートな肌の状態とニキビの関係
デリケートな肌は、健康な肌に比べて、「バリア機能」が低下し乾燥しやすいという特徴があります。 「バリア機能」とは、外部刺激から肌を守る肌に元から備わっている力のことで、肌表面にあるわずか0.02mmの角質層が、うるおいを蓄え、乾燥や外部刺激から肌を守る働きをもっています。
デリケートな肌は、このバリア機能の低下の他、空気の乾燥、体調の変化やストレスなどに敏感に反応して、ニキビをはじめとする肌トラブルが生じやすい状態にあります。

また、ニキビの原因は、皮脂や肌表面の汚れなどで毛穴が詰まり、その皮脂を栄養源としてアクネ菌が繁殖するためと言われています。バリア機能が低下すると角質が厚くなるため、毛穴が詰まりやすくなるのです。
さらに、肌の乾燥・ホルモンバランスの乱れ・ストレス過多・食生活の乱れなどで皮脂が過剰に分泌され、毛穴がますます詰まりやすくなったりと、ニキビの発生は様々な要因で起こります。

最適な予防方法
ニキビを予防するために特に重要なことは、毛穴汚れを取り除き、清潔な肌状態をキープすることです。 洗顔で過剰な皮脂をすっきり落とし、健やかな肌環境へと導きましょう。 また、胃腸に負担をかける食事を避け栄養バランスの良い食事、睡眠不足・ストレスなどに気を付けて、生活習慣を 整えることも大切です。
ニキビができる年代
ニキビは年齢に限らず子供から大人までできるものですが、大きく分けると10代の思春期にできる「思春期ニキビ」とそれ以降にできる「大人ニキビ」に分けられます。

【思春期ニキビ】
10代にできるニキビは「思春期ニキビ」と呼ばれています。
思春期には過剰に皮脂が分泌され、毛穴に皮脂が詰まってアクネ菌が増えることで、自然とニキビができやすくなります。
そのため、思春期ニキビは皮脂腺が多く集まるおでこや鼻などの「Tゾーン」にできやすいという特徴があります

【大人ニキビ】
「大人ニキビ」は、大人の中でも特に20~40代の方にできるニキビです。
大人ニキビは、睡眠不足や食生活の乱れ・ストレスなどによって皮脂が過剰に分泌されたり、肌の乾燥や肌のターンオーバーの乱れで古くなった角質層が毛穴を塞いでしまうことが主な原因と考えられています。
顔の中でも皮脂腺が多く集まるおでこや鼻などの「Tゾーン」にできやすい思春期ニキビとは異なり、大人ニキビの場合は「あご」や「フェイスライン」といった「Uゾーン」にできやすいのが特徴です。
ニキビができやすい場所
ニキビはおでこ・鼻・頬・顎などの顔だけに限らず、首・胸元まわり、背中など体の中でも皮脂腺が多い場所にできやすいと考えられています。
また、髪が肌に頻繁に擦れていたり、髭剃りや頬杖などの肌への刺激がある場所にもできやすい傾向にあります。